-Pixivアカウント停止と表現弾圧への抗議-
主訴
2か月ほど前のこと、2023年10月初頭にフォロワー数10,600人ほどのPixivアカウントが凍結されました。通知なしでの処置だったので理由は分かりません。
アカウントの残骸: https://www.pixiv.net/users/79719443
ありがちな理由としては”性器修正の不備”ですが、凍結の直前に投稿した作品は性器にしっかりとモザイク修正を施していました(当該作品は下記)。他に思い当たる節がなかったためPixiv事務局に対しこれまでに問い合わせを3回しましたが、現在までに返答は一切ありません。
凍結当時はこのサイトを構築中でした。出来上がり次第フォロワーに告知して、日ごとに表現規制の強まるPixivから脱出するつもりでいました。図らずも目論見が早まってしまったわけですが、Pixivでの既存フォロワーにこのサイトについてお知らせできなかったのが残念です。
何にせよ個人サイトを立ち上げた今なら伸び伸びと表現の自由を行使できます。
死ね、Pixiv。
死ね、Mastercard。
サイト開設までの経緯
Pixivでの経緯
Mastercardを中心とした国際クレジットカードブランドによる圧力に負けたPixiv社は、かねてより自社関連サービス内での表現規制を強めていました。2022年12月の規約改定で、Pixiv社は以下の内容を含むフィクション作品の自社関連サービスにおける有償での売買を禁止しました。
- 児童ポルノまたは児童虐待
- 近親相姦
- 獣姦
- レイプ (同意の無い性的行為)
- 人または体の非合法的な切断
Link: https://www.pixiv.net/info.php?id=8788
ロリ妊婦が性癖の私は上記のうち”児童ポルノまたは児童虐待”に関わりがありました。ただし、そもそも私は作品を無償で公開していたため2022年12月の規約改定は直接的には関係がありませんでした。にもかかわらずPixiv事務局から複数回にわたり作品を削除するよう圧力があり、これに従ってきました。2回目の削除要請に関してはPixiv事務局の誤認であったとして謝罪がありました。下記参照。
上記画像の通りPixiv事務局の要請により2023年01月10日に削除した作品のうち2つ、
“https://www.pixiv.net/artworks/103872413″と”https://www.pixiv.net/artworks/102140323″は投稿から3か月以上が経過したものでした。つまりそれまで規約に照らして問題がなかった作品を改定に乗じて解釈を変更し、遡及して排除したのです。法の不遡及は法治国家の大原則であり、たとえ私企業が独自に設定する自社サービス利用規約であっても改定後の遡及適用は理が通っていないと私は考えます。
以上のような経緯からPixiv事務局に不信感を覚えた私は、Pixivからの脱出を志向するようになりました。
Fantiaでの経緯
Pixivからの脱出のため、まず私は株式会社虎の穴が運営するサイト・Fantiaでファンクラブを開設しました。こちらは2022年12月から翌2023年05月まで活動しましたが、今度はFantia事務局がAI作品群をAIカテゴリごと突如として抹消するという愚挙に出ました。「クリエイター保護のため」という名目でしたが、実際にはAI作品群の審査コストが嵩んだための言い訳だろうと推測しています。本当に「クリエイター保護」が目的ならば、原作者にお目溢しをもらっているだけの著作権侵害行為であり刑事犯罪行為である二次創作を許容する理由がないからです。著作権法第30条の4に照らして適法であるAI作品群を排除しつつ、一方で同法第27条の翻案権と第20条の同一性保持権を侵害する二次創作を許容するのは、明らかに矛盾したダブルスタンダードと言えるでしょう。本気で「クリエイター保護」なるものをする気があるのなら、Fantiaはまず有償での二次創作を禁止しなければなりません。二次創作は原作者の権利を明確に侵害していますから。
とはいえ株式会社虎の穴ならびにFantiaにはPixivに対するほどの嫌悪感はありません。クレジットカード会社の圧力に負けずロリコン向け作品を保護しているのには好感が持てますし、また営利企業としてAI作品群の物量とそれに伴う審査コストに耐えられないのは当然だからです。ChatGPTその他のLLM(大規模言語モデル)、StableDiffusionやDALL-EなどのイラストAIの量産能力は既存の創作プラットフォームの想定を大きく超えています。よってこれらの成果物を排除する――のは理解できる対応ではありましたが、それであれば連投規制をかければ良かっただけなのでは? と疑問に思います。総じて、株式会社虎の穴ならびにFantiaは余りに早計でかつ短慮だったと言わざるを得ません。
今後の文明社会では、AIが関与しない知的生産物はなくなっていきます。広くクリエイティブ業界に影響を及ぼすAdobe社は、2023年9月に商用利用も可能な独自のイラストAI・Adobe Fireflyをリリースしました。またFireflyのみならずAdobe製品は随所にAIによる制作支援機能を取り入れており、Adobe製品を使って作られた制作物はその全てが広義でのAI作品と化しています。またMicrosoft社はWindows 11のVersion 23H2を皮切りにAI支援機能・Copilotを日々拡充していて、Officeへの搭載も間近に迫っています。同社の関連製品――Windows、Word、Excel、Accessなどを用いて作られた作品やビジネス文書、工業製品が広義でのAI成果物となるのも目前でしょう。のみならず前記のOSやソフトウェアを動かす半導体そのものの製造がAI支援を受けることになりそうです。Nvidia社は2023年10月30日に半導体製造支援用のLLM・ChipNeMoを発表しました。
好むと好まざるとにかかわらず、AIの関与なしに文明社会で生活するのは今後不可能になっていきます。インフラやプラットフォームがAI支援を積極的に取り入れていくのですから、AIに触れたことのない・触れるつもりのない人々も知らぬうちにAIの恩恵を受けざるを得なくなっていきます。AIを嫌悪する人々の生活をも、AIは支えるのです。
画期的な技術が世に現れたとき、しばらくは混乱がもたらされます。その混乱期に早々に「AI禁止」と嘯いてしまったFantiaを始めとしたプラットフォーマーたちはやはり浅慮で先を見る目がないと言わざるを得ません。AdobeやMicrosoftがAIを取り入れ、その他のビッグテック企業が続々とAIを活用しつつある現況、彼らは次に何を規制するのでしょうか。「Windows禁止、Adobe禁止」と無意味な規制を続けるのでしょうか。
Pixivはクソ、Fantiaはアホ、そもそも既存の創作プラットフォームは全てゴミ。クレジットカード会社の影響力が及ぶところは全部ゴミ捨て場。そう悟った私はようやく気付きました。だったら自分で自分の居場所を作ってしまえばいいじゃない、と。
こうして私はこのウェブサイトを構築するに至りました。自由に伸び伸びと、己の性的嗜好を追求していくために。
ウェブサイト運用開始に際して
このウェブサイトは以下のシステム環境で稼働しています。
- ハードウェア: CPU Intel N95 / RAM 16GB (DDR5-4800) / SSD 1TB (PCIe 3.0 x4)
- OS: Arch Linux
- HTTPサーバ: Nginx
- データベース: MariaDB
- FastCGI: php-fpm
- CMS: WordPress
- CDN: Cloudflare
- ネットワーク: Cloudflare Tunnel
これらのうちLinuxの扱いには慣れていたのですが、それ以外の構成要素に関してはイチから学習しました。2023年の6月から10月にかけての期間なので大体4か月ほどかかったでしょうか。ただし途中でARMORED CORE 6をプレイしていた期間が3週間程度あったので正味3か月です。インフラエンジニア/Webエンジニア/Webデザイナーの仕事を一人でやっているわけで、このくらいの学習コストは仕方ないかなぁ……と思っています。
稼働を開始したのは2023年10月28日です。その後1か月程度のテスト期間を経て2023年12月10日から本格稼働しました。また稼働に際し日本語/英語の両言語に対応しました。訪問者の言語設定に合わせてどちらかのサイトを表示します。セキュリティ関連の設定も割とガチガチに固めました。まだ実装できていませんが、今後は邪魔にならない程度にアフィリエイト広告を表示して運営費を稼ぐつもりです。できればアドブロック解除してね。
できる限り細く長く運営していけるよう最善を尽くします。私と同じロリ妊婦性癖の変態ロリコンオタクの皆さん、是非よろしくお願いしますね。
2023年12月10日 お風呂でオシッコマン = Pissman in a Bathtub